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なんの効果もない化粧品にいつまでお金を払い続けるのですか?たとえ普段仕事で自由な時間がまったくなくても、あらゆるタイプのシミ・そばかす・肝斑(かんぱん)で手がつけられない状態でも、まったく問題ありません。
化粧品の原価っていくらか知っていますか?
「定価の半分くらいかなー?」
とか
「まさか3割はないだろうなー」
などなど、実際にいくつかのアンケートをとってみたところ、上記の様に思っている方が大半であることがわかりました。
実はあながち間違っていません。
だいたいが定価の一割ぐらいです。
なぜなら、実はケッコーするんですよ。
箱とボトルが、笑
化粧品というのはパッケージングされた状態で販売されるものなので、中身を作ればそれで完成というわけではありません。
それらをすべて含めて一割ということです。
ですが、あなたのお肌に作用するのは豪華で美しいデザインのガラスのケースでも重厚な箱でもありません。
あくまで中身で決まります。
その中身ですが、
「中身は定価の1%あればいいほうだよ」
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と私の知り合いの化粧品メーカーの方がおっしゃっていました。笑
さらに、
「AよりもBが良いんですか?」
とか
「Cは良く効くってホント?」
とか聞いてくるお花畑にいるような方がときたまいらっしゃるのですが、
「みんな一緒です」
そう言うと化粧品業者から文句が出そうですね。
じゃあその業者にもうひと蹴りかましましょう、笑
基本的には全てOEMなんです
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OEMという言葉を聞いたことがないかもしれませんが、OEMを分かりやすくいうと「テンプレート」です。
つまり雛形(ひながた)。
化粧品メーカーというのは基本的に自社で生産工場を所有していません。
なので、化粧品メーカーは化粧品のボトルデザインやおおまかな内容の案を出して、工場に外注しています。
そして、大手の工場は日本でもごく限られています。
化粧品に使える成分というのは実はすごく限られているので、化粧品の成分は数えるほどのパターンしかありません。
そこに対してロットという単位で注文を発注します。
つまり、みんな同じテンプレート・雛形を使っているということです。
それらのプロセスを経て仕上がった製品に対して、みんなデザイン以外は同じ工場で同じ成分のものを
「こっちのほうがいい感じー」
とか
「こっちのほうがお肌になじむわー」
とか
「こっちのほうが安いからいいわー」
とか
「こっちのほうが高くて効き目がありそうだわー」
とか言ってるのです。笑
さらに、さらに、ここだけの話ですが、たとえば化粧品最大手企業で有名なAと、これまた化粧品最大手企業で有名なBは同じ所に依頼して作ってもらっているという事例がありあます。笑
というかそれがほとんどです。
つまり、市販コスメにおいて成分上で唯一無二な化粧品は皆無ということになります。
これらは化粧品の落とし穴として同じように勘違いしていらっしゃる方が多い代表的な点です。
こんなこと言って大丈夫なのかと思うかもしれませんが、全く問題ありません。
全て事実なんで。笑
事実どころか、化粧品業界に勤務している人間にとっては、もはや一般常識なようです。
ということは、百貨店の美容部員さんたちは、ここのあれもそこのあれもまったく同じものということを知っていながら、まったく別物のようなフリをして頑張って売ってらっしゃるということになりますよね。笑
もしあなたにとってこの部分が初耳でしたら毎朝仏壇に手を合わせて、「化粧品はすべてOEMであーるー」とマンダラのように唱えてくださいね。
先ほどの話を整理すると、化粧品において唯一「違い」があるのはパッケージだけ、ということになります。
さらに、その効果についてですが、もちろんご存知かとは思いますが化粧品というのはお薬とは違いますよ。
医師法・薬事法の観点からみればすべて医薬部外品に分類されるものです。
ということは、法律上、効果や効能は一切謳ってはいけないことになっています。
何度も美容部員さんの例をあげて申し訳ないですが、もしあなたが百貨店に行って美容部員さんに「これシミやそばかすに効きますよー」と言われたら、厳密には犯罪です。笑
ただ大手メーカーは神様であり、既得権益は仏様であるこの国では日常的にそういった手段が取られて医薬部外品が堂々と販売されています。
一方、生え抜きのベンチャー企業はすべて出る杭を打たれ、売り上げが拡大すればいじめられるというのが我が国の素敵なルールです。
ですので、私は化粧品が大好きです。笑
あなたにもこの国で何事もなく無事に一生を過ごせるために化粧品が大好きでいてほしいのですが(笑)、私に興味を持ってくれたといういことは私達には一つだけ大きな共通点があるということです。
それは、
まったく効果のないクソ高いものに無駄金使うなんてもう金輪際ゴメンだね。
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という真っ当で正常な思考です。
というか、これを思い選択することは消費者として当然の権利です。
まぁ、とはいっても医薬品の原価も相当安いものなんですけどね。笑